ユーザープロファイル

ユーザープロファイルでできること

ユーザープロファイル機能を活用することで、以下のようなことが実現できます。

  • ユーザー単位で任意のデータを紐付けできる

  • 紐付けたデータを管理画面上で閲覧・検索できる

  • デバイスを跨いで同一ユーザーを特定できる

カスタムフィールドの設定方法

データ設定 > フィールド設定(ユーザープロファイル) からカスタムフィールドの設定を行うことができます。 この画面で、予め送信したいフィールドの名称とデータ型を設定することでデータの送信と閲覧が有効になります。設定したフィールドに応じて、データを送信するためのJavascriptコードサンプルが生成されます。

デフォルトで使用できるフィールドは以下の通りです。

key名
セットする内容

user_id

ユーザーのID。SignUp/SignIn後に特定できる一意の値をセットする様にしてください。

誤った値が入ると異なるユーザーのデータ同士がマージされる等の問題が発生する為ご注意ください。

name

ユーザーの表示名(Wicle内各画面の表示名としても使用されます)

email

ユーザーのメールアドレス

photo

ユーザーのプロフィール画像のURL(Wicle内各画面のアイコンとしても使用されます)

isInternalUser

社内ユーザーを識別するフラグ。 社内ユーザーならtrue、そうで無ければfalseをセットします。

実装方法

設定画面上のサンプルコードを参考に、window.krt の呼び出しをサイト上へ組み込んで頂きます。

window.krt('send', 'identify', {
  user_id: '<USER_ID>',
  name: '<NAME>',
  email: '<EMAIL>',
  photo: '<IMAGE_URL>',
  isInternalUser: true or false
});
  • user_idを指定すると、同一ID間でイベントデータがマージされます。これにより、デバイスが異なる場合等でも同一ユーザーとして表示されるようになります。

  • 第二引数であるオブジェクトのフィールドは全てオプショナルです。データを更新しないキーは、キー自体の記述を除くことで意図しないデータ更新を防ぐことができます。

  • user_idには必ず一意な値を設定してください。設定できない場合(ログインしていないユーザーなど)、データの送信自体を行わないようにしてください。これにより意図しないユーザーのマージを防ぐことができます。

identifyはカスタムイベント送信と同様のIFですが、イベント数としてカウントされません。(請求対象外です)

また、同一端末上で再度送信がリクエストされた時、過去送信されたデータと同一であればデータ送信が抑制される場合があります。

実装後の確認方法

Wicle Chrome拡張機能の最新バージョンをインストールすることで、ユーザープロファイルが正しく送信されているか確認することができます。(拡張の詳しい使用方法は タグ埋め込み後のイベント確認方法 をご覧ください)

以下の様に送信データが表示され、user_id等正しくセットされているかを確認できます。

Identify(User profile)の送信履歴自体が表示されない場合はタグの実装方法に問題がある可能性があり、Payloadの値が期待値と違う場合は引数の設定方法に問題がある可能性があります。

注意事項

  • user_idはString型で256文字以下である必要があります。

正しい送信が確認できない場合は、チャットでお気軽にお問い合わせください。

データインポート

データ設定 > データインポート(ユーザープロファイル) からCSVファイルをアップロードしユーザープロファイルデータの一括更新を行うことができます。

CSVファイル形式

  • ヘッダー行が必須です

  • user_id 列は必須で、それ以外は更新したいフィールドの「キー」の文字列を記述してください

サンプル

user_id,int_field,string_field,boolean_field
user1,123,ABC,true
user2,456,DEF,false

注意事項

  • ヘッダー行にuser_id が無い場合や、フィールド設定に存在しないキー名が記述されている、データ型がフィールド設定と一致しない場合(数値型フィールドに文字列をセットするなど)はアップロード処理自体がエラーとなります

  • 存在しないuser_id のレコードは正常に処理されますが、そのレコードのデータ更新処理は行われません

  • データインポートにより更新したフィールドをidentifyタグでもデータ送信を行なっている場合、最後に実行されたものが採用されます

    • そのため、データインポートで更新するフィールドはindetifyタグではデータ送信をしないフィールドとする、もしくは両方で更新が行われても不整合とならない形での運用が必要となります

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