特定の行動をしたユーザーの操作フローを見て、UI/UXの改善ポイントを見つける

🎯 このユースケースでできること

特定の行動をしたユーザーをピックアップし、そのユーザーの操作フローを観察することで、プロダクトの体験上の詰まりや改善の余地を発見できます。

以下のようなシーンで活用されます:

  • 🧭サインアップ直後の初期体験に改善ポイントがないか確認したい

  • 🛒購入・登録などのコンバージョンに至ったユーザーの動きを把握したい

  • 🆕新機能リリース後、ユーザーが想定どおりの導線で利用できているか確かめたい

  • 🐞バグ報告があった際に、該当ユーザーの行動状況を詳細に追いたい

🛠利用ステップ 1:対象ユーザーの抽出

【例1】サインアップ直後のユーザーを抽出する

📝定義例:サインアップ直後のユーザーをサインアップから1日以内のユーザー とする

🧪方法:ユーザー検索でユーザーディメンション > サインアップからの経過日数 = 1をユーザー条件に設定

【例2】 購入行動をしたユーザーを抽出する

📝定義例:購入行動を「購入する」ボタンのクリック とする

🧪方法①:イベント検索(手軽に確認したい場合)

  • 自動イベント > クリック > テキスト >「購入する」と等しいをイベント条件に設定

🔧方法②:ユーザー検索(コードレスイベントを利用)

  • コードレスイベントとして購入行動を設定

    • データ元イベント名:クリック

    • クリック > テキスト > 「購入する」と等しい を条件に設定

  • ユーザーディメンション > 「購入する」 > 発生回数 > 1以上 をユーザー条件に設定

【例3】 登録行動をしたユーザーを抽出する

📝定義例:登録行動を登録完了ページ(https://wicle.io/complete)へのアクセス とする

🧪方法①:イベント検索

  • 自動イベント > ページビュー > URLに「/complete」を含むをイベント条件に設定

🔧方法②:ユーザー検索(コードレスイベント)

  • コードレスイベントで登録行動を設定

    • データ元イベント名:ページビュー

    • ページビュー > URLに「/complete」を含む を条件に設定

  • ユーザーディメンション > 「登録した」 > 発生回数 1以上 をユーザー条件に設定

【例4】新機能を利用したユーザーを抽出する

📝定義例:特定のページ(https://wicle.io/page1)にCSVダウンロードボタンを新しく追加した。新機能を利用をhttps://wicle.io/page1でのCSVダウンロードボタンをクリックとする。

🧪方法①:イベント検索

  • 自動イベント > クリック > 「URLに/page1」を含む and 自動イベント > クリック > テキストに 「CSVダウンロード」を含むをイベント条件に設定

🔧方法②:ユーザー検索(コードレスイベント)

  • コードレスイベントで新機能の利用を設定

    • データ元イベント名:クリック

    • クリック > URLに「/page1」 を含む を条件に設定

  • ユーザーディメンション > 「新機能」 > 発生回数 1以上 をユーザー条件に設定

【例5】バグが発生した特定ユーザーの行動を見る

📝定義例:5月1日にユーザーID 1234の方が、特定ページ(https://wicle.io/trouble) でうまく操作ができない

🧪方法①:イベント検索で絞り込む

  • ページビュー > URL >「trouble」を含むをイベント条件に設定

  • ユーザープロファイル > ユーザーID = 1234をユーザー条件に設定

  • アクティビティグラフで該当日付を選択して、詳細を確認

🔧方法②:ユーザー検索から絞り込む

  • ユーザーID = 1234 をユーザー条件に設定

  • ユーザー詳細から、該当日の行動を確認

🎥利用ステップ 2:セッションリプレイや行動ログを確認する

✅イベント検索から詳細に遷移した場合

  • 条件に合致したイベントはオレンジでハイライトされているため、そこから前後の行動を確認しましょう

✅ユーザー検索から詳細に遷移した場合

  • アクティビティタイムラインから特定日付を選ぶことで、対象の日の動きを素早く確認できます

💡活用のポイント

このユースケースは日常的に使うというよりも、必要なタイミングでスポット的に活用するケースが多いものです。 あらかじめ「確認したいユーザー行動」がある程度明確になっているため、対象ユーザーを検索した後は、すぐに行動ログやセッションリプレイを確認することで、詰まりや改善点にスムーズに気づくことができます

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